東京散策
うなぎ
おいしいけど
高価なので
お店で食べるなんて
本当に思いきった時ぐらい
東京の下町で家族と食事をしたとき
『今日のブログは鰻を食べた話ですか…?』
いえ
食べてないです
先日ですね
ゆくゆく将来のはなしですが
東京の起点と言われる
日本橋
その日本橋の上空を覆う
首都高速道路がついに撤去される
もう一度
日本橋の景観を取り戻す
どうやら
地下トンネルとして移設される
事業がはじまる
何年かかるかわかりません
完成まで20年
東京駅の
八重洲口で地上に出ると
左方向に日本橋
日本橋あたりを
散策すると…
もう
若者ではありません
美味しいもの好きの中高年
少し歩けば
どぜう
泥鰌の柳川が食べれる
美味しい鰻の店も
隅田川周辺の
東京の下町は
ナイスミドルたちの
食べ歩きには
ここに住んでもいいと
思うくらい
でも
日本橋をはじめ
高層ビルと
高速道路の
橋の下は暗いんです
信州の田舎で育った
ナイスガイ
昭和のダンディには
空が見えないと不安でしかない
日本の起点でもある
日本橋の上に
なぜ首都高が走っているの?
せっかくの
美しくて
立派な橋なのに…
1964年
昭和39年の
東京オリンピックまでに
高速道路を開通させる
何としても間に合わせる
そのため
用地買収に間に合わない
そこで
その道路の上空に首都高速道路が架けられた
どんなに
素晴らしい建築物でも
陽が当たらない
つねに薄暗いと
魅力に欠けてしまいます
家の中も
完成したら
薄暗い空間になってしまった
それは
設計士の
意識不足
計算上の
床面積の1/7の有効な窓の面積を
有効採光面積をクリアーすればいい
それだけではなく
光を取り入れる採光のバランス
つまり
窓の配置が悪いと
採光のバランスが悪い
プランの設計
開口部が
つまり窓のこと
四季を通して
太陽は
どのように移動して
室内が変化するのか?
夏の直射光の侵入を防ぐことと
冬の穏やかな太陽光は
部屋の奥まで差し込めるような
家づくりの設計には
陽射しが欲しいときは
太陽を友だちにできるような
設計図が描けるか?
日本を代表する
日本橋が
首都高の影で薄暗いなんて
こんな橋
世界に笑われているでしょ
僕は建築の学生の頃から
ずーっと
思っていましたから
やっと
見直されることになって
よかったです
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している