
春になると
外の
野良ちゃんは活発になる
冬の間
見なかった
ネコの野良ちゃん
いつの間にか
わが家のデッキで日向ぼっこして
家主と目が合うと
サッサっと
立体移動でどこかに消えて行った
ネコは
ワンちゃんとちがい
空間の移動が上手にできる
ワンちゃんは
平面移動でしかないけど
ネコちゃんは
ピョンと
キャットタワーに飛び移るほど
そう
立体的な空間移動が得意
人の暮らしも
高齢者の平面移動を重要視する
いわゆるバリアフリー化もあるのですが
しかし
家の中全てをバリアフリーにすることは
若いご家族には
かえって逆に
家づくりを拘束されてしまうことにもなる
確かに
極端な高低差は
家の中では使いにくい
玄関から
靴を脱いで
家に上がる
玄関で靴を脱いで
玄関の框をまたぐ
20センチほどの高低差
この框までの段差も
当たり前のように
階段を一段上るように落差があるのですが
この框の高低差を
3センチほどにするだけで
玄関の高低差がなくなって楽になります
玄関の高低差を無くすと
本当に
敷居が低くなった感じに
家の中に入りやすい
それなら階段は
使いやすくなるのか?
簡単には
階段のない家なら
平屋の家を計画することになる
2階建てだとしても
階段の段差をゆるくすることで
移動も楽になる
通常の階段は
段差が20センチ前後
段差が20センチなら
階段の段数は
2階に上がるには
約15段ぐらい必要になります
でも
階段をゆるくするいは…
どうすればいいのか?
通常の階段の設置には
1階のフロアーから
2階のフロアーまで
約3メートルあるとすると
その
3メートルの大きな段差を
ゆるくするには
階段の段数を増やせばいいことなので
1階と2階の高低差を…階高と言います
3メートルの階高を
14段の段数で割ると
階段の1段の高さが約21センチ
上ることになります
それでは
3メートルの階高を
15段で割ると20センチ
18段で割ると17センチ
20段で割れば15センチと
だんだんに
階段は緩やかになるので
急こう配の階段を避けたいなら
暖数を増やしてほしいと
設計士に
リクエストをしてみる
これには
ひとつデメリットもあるのですが
段数を増やすと
階段の面積が広くとられてしまうので
平面計画と
階段の段数の計画まで
見比べてみてください
それと
階高を低くすることも
得策です
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している