雪は降らなかったけど
きっと
楽しい夜でしたね
小さな子どもたちがいる
ご家庭では
ワクワクとサプライズな夜だったと思います。
若いころは
ホワイトクリスマスに
あこがれたけど
今はね…
僕はもう
しんしんと雪が降る夜は寒くて
好きじゃない
そーだな…今は
白く雪が降った後の
それも
晴れた翌朝が好きです。
それでも
寒い冬の夜は
日本のどこに暮らしていてもきっとツライ
夏の暑さを表現するに
ツライとなかなか言わないけど
寒さだけは
つい、ツライと言葉が出てしまうように
寒さって
ツライものがあります。
家づくりで
近年の家づくりは
物価の高騰
建設資材の高騰の影響で
3年前と比べるには
ツライと言いたくなるほど
価格が高騰しています。
どこの住宅会社
ハウスメーカーさんでも
価格を抑える企業努力が必要な時代
家をコンパクトに
提案しているのも
その理由です。
少しコンパクトにしても
グレードを下げてはいけないものが
耐震の補強と
断熱性能なのですが
注)
そのほかは
安易に下げていいという意味ではないです。
寒さに触れた話なので
特に
断熱性能のはなしになりますが
むかしの
日本の家づくりで
いけなかったことが…
価格を下げたいという
リクエストに対して
その時代の家づくりは
時代柄
見栄を張ることもあったので
見える部分のお金は下げない
見えないところで
お金を下げていた
人に見せたい
玄関や床の間のグレードを下げることなく
その代わり
人に見せることのない
台所や(その時代は、独立した台所だったから)
暖房設備や設備工事で
お金を下げていたと思います。
だから今でも
予算がないと
一番に減額対象になったものが
断熱材
そして
あってはならない部材の見直し
断熱材は
最低グレードを平気で入れてしまう
部材の見直しも
材木にはグレードがあるので
ローコスト系の住宅は
ぎりぎりリレベルの材料を使っていることも
耳にしました。
度が過ぎた
安い家には
当然の隠れた理由があります。
信州で家を建てるなら
寒さ対策の予算で
頭を悩ませるのも
痛いくらいわかります。
でも
これからみんなで
しあわせに暮らしていくことを考えるなら
あたたかい家を
放棄しないでほしい
じっくり考えて
譲っていいもの
これだけは譲れないものを
書き留めて
ゆっくり考えることが
大事です。
今日は
どこの家も
きっと暖かい部屋の中
ケーキのローソクに
火を入れる
家の中で
炎を身近に感じた日
ローソクの炎でも
手をかざすと暖かいように
家の断熱性能が整って
はじめて
あたたかい家になります。
30年後の
自分はいくつになっているだろう?
そう
そんな時を迎えても
あたたかい家で
暮らせてよかったと思える家を
建てる工夫を
一緒に
考えましょう
それではまた明日。
ありがとうございました。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している