何かを
購入したいと思うときに
自分の欲求には
ふたつのニーズがあると
思ってください
ひとつは
顕在ニーズ
もう一つが
潜在ニーズ
顕在ニーズは
自分が何が欲しいのか
わかっている
自覚しているニーズです
欲しいもの
やりたいことが明確になっているニーズ
100均で何を買うか明確になっている
お気に入りのお店がある
必要なモノが明確になっている
欲しいブランドが決まっている…
かんたんに言えば
迷わない買い物と言えばわかりやすい
購入すること
申し込みには
時間を必要としないものです
それに対して
潜在ニーズとは…
何かを購入したい…
でも
何を買ったらいいのか?
どんなものを買ったらいいのか?
自分自身が気付いていないもの
明確になっていないモノ
モノに限らず
自分の欲求のために必要としている何か?
この潜在ニーズで
自分の中をのぞいてほしいのが
家づくり
きっとみなさんは
家が欲しい
家が必要だ
リフォームをしたい
家づくりを考えたときに
そろそろ家が必要だけど…
そこまでは
自分の中でスイッチが入ったようです
しかし
自分が何を求めているのか?
自分の中のウォンツ
希望を確認してみる
その時点で
家が欲しい欲求はあるけど
具体的にどんな家が欲しいのか
まだ自覚していないこと…
明確に理解できていないことが多いから
家づくりをはじめた人は
あるあると言うかもしれないことに
打ち合わせがはじまって
どんな家にしたいか
たとえば
玄関のとなりに
クローゼットは必要か?
そう聞かれたとします…
最近は
エントランスサイド
クローゼットと言いますが
クローゼットが必要ですか?
そう聞かれた時に
あれば便利だから
プランに入れてください
と、つい答えてしまう
あれば便利だから
プランに盛り込んでください
って言ってしまったこと
あると思います
これが
あなたが気がついていない
潜在ニーズ
それはどういうことかと言えば
あれば便利ですねと思うことで
アドバイスを採用してしまう
でも
なぜ必要なのか?
明確になっていないから
そのアプローチは
あなたの理想とする家を建てるよりも
設計士に誘導されている状態にいます
僕の思うことは
どんな風に暮らしてみたい
基本はそこから考えると
家族の趣味
行動パターン
家族の基準を設計士に伝えたうえで
そんな趣味があるなら
玄関の横には
エントランスサイドクローゼットが
あると便利ですね
理由があるから
明確なプランづくりができます
家づくりを考える時は
どんな風に暮らしてみたいのか?
家族会議をしてみると…
そうすると
どんな家が欲しいのか
少しづつ明確になって
設計士に
希望を伝えやすいのでは…
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している