地元の
住宅会社ほど
ご家族の
昔ばなしとか
ご夫婦が過ごしてきた人生も
まだ
若かったころの話までも
ご家族が気を許して
聞かせてくれる…
聞かせてもらえる
職業って
あまりないと思うのです
たぶん
こんな話は
カラダの健康を託す
お医者さんにもきっと話さないこと
こんな話を
聞かせていただくのは
住宅会社だからこそと…
そう思うのです
その
この家のヒストリー
ご家族が辿ってきた歴史話を聞かせてもらえる
何年も家づくりをしていると
このご家族が歩んできたことを
ふりかえって聞かせてくれる
ふつうの家なら
建ててから
50年の間には
たとえば
築50年の家なら
親子二代にわたって
または三代にわたって引き継がれる
家になるのですが
今日は
二件のリフォームのご相談
打ち合わせをして感じたこと
まず
リフォームを語るに
事例として多い話が…
親が築いた家を
仕事の都合で
もう10数年も空き家として放っておいた
これは
社会人になって
親元を離れたことで
いつの間にか
空き家になっている実家のこと
今の空き家事情なのですが
人が住まなくなると
人が住まない家というものは
こんなにも傷みやすいものなの…?
建物も
人が暮らしている以上に
人が住まない家は
いつの間にか建物の傷みが増している
空気が動かないと
カビも発生する
床も反作用がないくらいに
今にも抜けそうな心配
庭の
草木も伸び放題になるので
どこから手を付けていいのか
わからない
そう感じているそうです
そんな時に
この家は
親が語ってくれた
あの時
どんな状況の時に建てた家だったのか…
その家のご家族が歩んできた
ストーリーを聞かせてもらうことが
多いのです
そのご家族がこの家で過ごしてきた
時間の一部を
ふりかえるように話す
この家の歴史のような
話は
この家の再生を願って
家の建て替えを託す
リフォームをしたい想いを託せる
心を開いた人にしか
話せないことかもしれません
今日は
僕がまだ若いころ
家のリフォームで
お世話になった家主さん
あれから
何度も
八田建設をご利用いただき
君はいくつになったの…
そろそろ
赤い革ジャンを着る準備に入りました
というと…
そう…
僕も年を取るわけだ…
それからは
ちょっと昔を振り返るような
話に少し時間が過ぎるのも忘れていました
この家づくりの仕事を通して
いろんな人と数年後にまた
再会できることで
大切な話の続きが聞こえる
僕はですね
家族の未来も創造する
ホームスタイリストとして
家づくりに関わっている
この家を
ご家族が必要としている限り
維持してあげることに
力になりたいと思った一日でした
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している