NETのニュースで
偶然
すごいおばあちゃんがいた
55歳で購入したスポーツカーを
25年間乗り続けてきた
おばあちゃん
この記事を読んだ
クルマ好きな人なら
きっと共感してしまうのでは…
80歳になる今年に
自動車運転免許証を返納して
25年間乗り続けてきた
マツダのスポーツカー
RX-7の譲渡先を探してた
受け継いでくれる
相応しい人に
譲りたい
この
愛車はラッキーにも
製造元のマツダに託され
広報車になる予定だそうです
行き先が決まったことも
行くべきところに
里帰りな話もステキなのですが
このおばあちゃん
マニュアル車のスポーツカーを
購入したのが
55歳の時らしいのです
きっかけが
アニメ
「頭文字(イニシャル)D」
あの時代の
トヨタカローラ AE86型トレノ
そのアニメを見て
購入を決めたそうだから
筋金入りの
クルマ好きなのでしょうね
その女性
そのスポーツカーを乗り続けて
今年80歳にして免許の返納を決意
25年間同じクルマを
乗り続けるのも惚れようです
実は
僕も
一台の車を25年所有しています
この
1969年のワーゲンバス
長男が生まれる前から我が家に
手に入れてから
25年の所有
その間に
次男と長女のおもちゃ箱としても活躍して…
このクルマと一緒に
三人の子供たちが成長して
25年も我が家にあると
今更このクルマは
手放せないほどの愛着があります…
それは
このクルマが機能的に優れている
快適で
運転しやすい性能がある…と言うわけではない
1960年代の
当時は優れていた
最先端のクルマだった
エアコンもないし
冬だって寒い
決して快適とは言えません
なぜ今でも
この古いクルマに乗っているか?
それは
家と同じで
性能だけを比べると
毎年
技術も更新されて
年々性能が良くなるものです
性能がいいから
25年も乗り続けているのではなく
このクルマからのオーラ
雰囲気
心地よさ
このクルマが
自分のライフスタイルにピッタリ
そんなことも理由かもしれません
なぜなら
最先端の性能の家を
手に入れたとします
断熱性能
空気環境
耐震性能すべてを選んだとしても
それは
暮らしはじめて
環境に慣れてしまうと
当たり前のことに感じます
感動は
アパートから引っ越して
暮らしはじめた時
暮らしはじめると
環境に慣れて
人は贅沢です
冬の暖かさも
あたたかくて当たり前
夏の猛暑日でも
とっても涼しくても
それは
やがて
当たり前に感じてしまうもの
性能は
当たり前に手に入ると思ってください
それなら
家の価値は何なのか?
そこにプラスされるものですね
この家は何にこだわって建てたのか?
リビングの無垢の床も
ダイニングテーブルの板にもこだわったこと
母親のために
使いやすく工夫したこと
時間が過ぎても
薄れないモノを
家づくりに取り入れる
その時の想いが
いつになっても
薄れないのだと思います
家を建てるなら
リフォームするなら
なにかひとつでもオリジナルな
自分のこだわりを
残したら…
80歳でマニュアル車をドライブするなんてすごい人…
おばあちゃんのクルマのように
長く付き合える
ふたつとないものになるでしょうね
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している