家は3回建てないと満足しない
聞いたことあります?
物価高で
戦争も…
今は
一度の家づくりでも
建てるのが大変なのに…
でも
なぜそのような
3回建て替えないと満足しない
と言われたのか?
僕が思うに
満足しないのではなく
生涯を通して
3回ぐらい家族構成が変わる
生活の環境が変わるから
使い方が変わる
例えば
必要のない部屋が出てくる…
そんなことだと思うのです
生涯の中で
家は変わらないけど
暮らす人が
時代と年齢と共に変化するから
使い勝手が変わると
家も変えてみたい
こんな風に作っておけばよかった…
そこから
家は3回建て替えないと
満足しない
そんな
家づくりあるあるが生まれたのでは…
例えば
クルマで考えてみると
時代も変わっているので
クルマの価値観も違うのですが
僕が免許を取得した
1980年代中頃
自動車の免許を手に入れると
友だちは
かっこいいセダンかクーペを手に入れて
バブルの頃のセンパイたち
彼らは挙って
ハイソカー
ハイソサエティカー
つまりは
彼女のために
スポーティーな高級車を手に入れて
でも夢から覚めた
今の時代
結婚して子どもが生まれると
一家に2台のクルマがあるといい
日曜日の
家族のお出かけには
ミニバンと呼ばれる大きなクルマ
普段の買い物には
小回りの利く軽自動車
この2台が
子育て世代のご家族には
一般的なクルマの選択
やがて
子どもたちが成長して
家を離れるようになると
ミニバンが不要になる
軽自動車だけが
重宝に
子どもたちの成長と
自分たちの暮らしの変化で
必要なクルマの需要が変わるように
家の需要も変わる
叶うなら3回建て替えて
今の家族にふさわしい家を望むから
3回建て替えたい
子どもたちの
小学校入学に合わせて購入した家も
新築して10年も過ぎると
上の子は
高校を卒業して家を離れて行く
すると
だんだん2階の部屋が使われなくなる
4人家族だった
にぎやかな家が
今は夫婦ふたり
子どもたちが
親になるころには
そもそも2階までも不要になる
その使われ方が
変わるたびに
もし建て替えるなら…その発想が
家は3回建て替えないと
満足しない
そうなったのでは…
家づくりは
住宅展示場に行って
舞い上がって
この家がいい!って
安易に決めないことですね
家の選択は
これから
どんな風に暮らしてみたいかか?
今の家族構成から
10年後は家族がどうなっているか?
そんなことも
冷静に考えてみることを
お勧めします
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している