
解消されない物価高
ご存じの通り
住宅価格も値上がっています
近隣の
家を建てている
工事現場を見ても
コンパクトな
建売住宅が多い
土地の購入と
建設費
家をコンパクトに
コロナからこの数年の家づくりは
こんな発想から
信州のように
比較的土地の費用が安い
建設コストにお金をかけるなら
少し広い土地を購入して
コンパクトな平屋の家を建てたほうが
いいのかもしれない…
家をお引き渡した
オーナー様とお会いしたときに
完成した家は
暮らしてみていかがですか?
感想を訪ねると…
今まで暮らしていた家とは
比べられないほど快適なので
緊張感がなくなって
だらける…なんてことを
言われることもあります
ひょっとして
誉め言葉でよいですか…?
そのオーナー様の家は
計画当初から
平屋の家をご希望されていたのですが
うらやましいくらい
広い土地をお持ちなので
家を建てるデメリットは
ほとんどないでしょう
窓からの景色が…うらやましい
一般的に
住宅価格の高騰から
平屋の家が流行っているといわれても
分譲住宅の区画に
平屋の家を建てることに
メリットはないかもしれません
例えば
最近の長野の周辺の土地も
住宅価格を合算しても
高額にならないように
40坪の小ぶりな土地分譲が多いのですが
そこに
平屋の計画は
むずかしい
建ぺい率という
土地に対して
床の最大面積の割合が決められているので
例え
平屋の家が建てられたとしても
東
西
北面には
隣地の住宅が迫っていると
それも
八方が2階建ての家に囲まれている
その区画の中で
平屋の家を建てたとしても
日当たりが少ないので
メリットはない
八方から2階建ての住宅の
影が迫ってくると
日差しのない家
日当たりの悪い家
窓を開けても
階高から迫る隣地の圧迫感があるので
平屋の室内の採光不足
部屋の面積に対する
必要な開口部面積の割合は
住宅の居住のための居室で
その部屋の床面積に対して
1/7の開口部が必要になります
そうでないと
なんとなく
薄暗い部屋になってしまうので
平屋の家を建てるには
それなりの土地が必要になります
もし
八方が2階建ての隣地に囲まれても
平屋を希望されるなら
窓の面積の他に
天窓
いわゆる
トップライトを上手に利用する
最近の気候は
猛暑の夏なので
直射光は耐えられない
天窓を採用するなら
北側の屋根が理想
直射光を入れないでやわらかな採光を利用する
そんな天窓の明りを
考えて
平屋を計画すると
薄暗い部屋にならない
日差しの届く家になります
平屋は
高齢になっても
安心して暮らせるメリットがあるので
土地を上手に探して
暮らしてみたい
そんな家です
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している