
ビンテージカー
と
乗りつぶした古いクルマは
同じ古いクルマでも
ちょっと意味がちがいます
古いクルマでも
大切に保管して
新車のような状態を維持してきたクルマと
毎日の足として
雨の日も
塩カルの撒かれた雪の日も
日差しの強い夏の日も
長い間
乗りつぶしてきたクルマは
ボディの塗装に
艶がなくなり
カサカサになって
側面部とか
タイヤまわりのフェンダー部分に
錆が浮き出している
この錆は
部分塗装して直すの?
そう聞いてみても
このクルマは
壊れるまで
乗りつぶすだけさ
そう答えられると…
傷んだ部分の塗装を
塗り替えたり
錆びた個所を
修理する
維持しようか
乗りつぶすか?
それって
家のリフォームの
選択
お金の使い方にも似ています
乗りつぶすだけのクルマなら
人が住まなくなって放置される家のように
家の寿命は
目に見えるほど早く傷んでいく
でも
家は
住みつぶすってわけにはいかないので…
不具合があれば
直さなければ暮らせない
メンテナンスの目的は
まだまだ必要と思うからこそ
お金をかける
家の場合
そのメンテナンスとは
家の何をどうしたいか?
雨漏りがするとか
ガラスが割れて隙間風がという
リフォームというよりも
処置に近いものから
冬の寒さと
夏の暑さを改善したい
温熱環境の暮らしやすさを追求するリフォーム
と
キッチンも
お風呂も古くて
清潔で
新しいキッチン
お風呂に交換したい
それもまた
快適な住環境を求めたリフォームになる
また
近年の地震に
この家を心配する
耐震診断を受けて
弱い壁面の補強をする
耐震補強を目的としたリフォームまで
リフォームの
カテゴリーというのか?
選択はいろいろあるけど
とにかくこの暑さを凌ぎたいけど
この家は
私限り
なかなか
お金を掛けることができないなら
でも
少しでもこの暑さを凌ぎたいなら
南の壁と
西の壁一面を囲むように
植栽を植える
それも
広葉樹の木
夏のグリーンシーズンには
葉を広げ
強い日差しを遮り
秋から冬に
葉を落とし
枝のすき間から
低い高度の太陽の光を
家の中に取り入れる
夏は
カーテンを閉めて
エアコンを入れる
外では
植栽が強い日差しを遮る
昔のように
庭園を造るではなく
雑木林のような
植栽を
南と西面に
個々の家を
グリーンカーテンで覆って
緑が足りない
地球にもっともっと植樹して
植物の葉から
呼吸をしてもらいましょう
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している