最近
ブログを書き終えた後の
夜遅い時間に
つい気になって見てしまう動画があります
それは
古民家に暮らす
高齢のご夫婦の日常
60代の奥様と
たぶん70代のご主人…?
朝起きて
雨戸をあける画像から
畑で野菜の収穫

いつかは畑で野菜を育てる…そんな暮らしをしてみたい
草取り
お散歩
落ち葉掃き
それから
食事の準備
本当に何でもない日常…
でも
仕事に追われる
今の自分の日常とはかけ離れている
なんとなく
この人たちと
一緒に休日を過ごしているような
動画に惹かれているのですが
その
快適からほど遠い

こんな日本家屋で暮らす動画です
古民家に惹かれているのか?
そう聞かれても
そんなわけでもないのです
今の自然環境に負けない
室内環境で暮らせる家を提案している立場で
自分の中の
どこか隠れた所に
こんな暮らしにもあこがれている
もう一人の
自分がいるのかもしれない
そう思っていたのですが
自分のクルマ好き
25歳からエアコンのない遅いクルマ
探せば
錆もあるし
ぶつけたエクボもあるクルマに
家に例えたら
50年が過ぎた
古民家のようなクルマ
実は
古民家と呼べるのは
築50年過ぎた家
私のクルマは
1968年製と1969年製なので

1968年製

1969年製
家に例えても50年オーバーの古民家の部類に入る
なぜ
家は快適さを求めるのに
クルマは古民家のような家を好むのか
と聞かれたら
古いクルマは快適性と安全性は
今の時代に劣るとしても
デザイン力は
今の時代のクルマにはない
オーラに惹かれている
確かに
走りながら
暑い寒いと言いながら
この相棒と一緒にいるのだけど
家も
快適と安全性を重視した
新築の家と
それに近づけた
リフォームの依頼を受けますが
古民家が好きで
わざわざ探して
手に入れたご家族と出会い
家の再生という
ご縁をいただいています
地元の住宅会社は
新築工事と同じくらい
リフォーム工事が得意です
それはなぜかと言えば
大手ハウスメーカーさんは
ほとんどが工場生産の家
でも
地元の
住宅会社さん
工務店さんは
加工した材木を
現地で組み立てて
家を建てるので
家がどのように組まれていくのか
よーく知っています
それが
古い家のリフォームで
屋根を壊して新しくする
部屋を壊して新しく生まれ変わらせる
その工程は
新築工事でも
リフォーム工事であっても
家を
生まれ変わらせる
工程を
身に着けているので

補強として古材に新しい材木が組まれます

ビンテージなテイストを残す
古民家を再生することも
実は
得意で
好きな仕事なのです
ときどき依頼される
古い家をどのように生まれ変わらせるか?
それも
やりがいのある仕事と思っています
ビンテージカーとビンテージハウス

機能的には
新しいモノよりも
劣るかもしれない
でも
古いデザインが好きな人には
その何とも言えない空間が好きな人には
なんとなく
レトロで
ネオクラシックを感じながら
生活を共にしたい
そう思う人には
どんな機能性よりも
そこから感じるオーラに魅せられる
宝物なんだと思います
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している