今日は
グラグラ…
揺れのはなし
もしかしたら
その感覚は
感じる人と
まったく感じない人に
分かれるかもしれない…。
敏感な人と
そうでない人という
わけではないのですが
些細なことを
感じるカラダと
まったくキャッチしない人もいるようです…
それは
何かというと
微妙な震度の地震を感じるか?
それとも
何もなかったかのように
過ごしているか?
「今ちょっと揺れたよね…💦」
「そう…?」
この会話
気がつく人と
気がつかない人がいる
何も感じない人がうらやましいか?
そうでないか?
敏感にキャッチできる人のほうが
微妙な地震を感じたときに
身構える
何かに備えることができる反面
ショッピングモールや
スーパーに行くと
微妙な
床の揺れに気がつく人と
まったく何も感じない人
その
ショッピングモールや
スーパーの揺れは
構造上の大断面
建築用語では
スパンが飛んでいると言います
そのスパンとは
柱から柱までの長さを言うのですが
体育館の広い
空間は
鉄骨造で広い空間を創造できます
しかし
その大断面の空間
その駐車場の上が
ショッピングモールなら
微妙な揺れを感じる人がいます
その揺れを何も感じない人もいますけど…
でも
欠陥工事ではないので
安心してください
構造計算に沿って
安全を確認されて
建てられた建物なので心配はないのですが
構造計算によって
安全を確認されても
五感で感じるものを否定できません
カラダは
その微妙な揺れを感じているので
何も感じない人ならいいのですが
その微妙な揺れに
ストレスを感じる人もいます
僕は
そんな床の微妙な揺れを体が感じると
気持ち悪くなることもあるので
そんな時は
なるべく早く帰ります
お住いの計画で
リビングを広く作りたい
誰もがそう思うでしょう
そのリクエストに
スパンの限界まで設計すると
木造住宅なら
部屋の間口は二間ぐらい
センチで表すなら
3メートル60センチぐらい
飛ばして4メートル50センチまでがMax
それ以上に
広くすることも可能なのですが
例えば
大断面の集成材の梁を掛けることで
可能になります
鉄骨の梁を
掛けることで
可能になりますが
その部屋の上に
二階が存在する場合
その上に
寝室か
子どもたちの部屋が配置されると
床の揺れに敏感な人は
その自分の部屋が
微妙にゆれているような
太鼓状に床が響いているように
感じることがあります
構造計算上大丈夫でも
カラダは
五感をごまかすことはできないので
一階の
リビングをあまりに広くするのも
気をつけてください
リビングに
広い空間が欲しい時は
その部屋の上階に居室がなくて
屋根だったら心配ないことと
設計上は問題ないですと
言われても
五感で床の揺れを感じるでしょうか?
そんなことも
聞けたら
安心して広いリビングの空間が
手に入るかもしれないですね
それではまた明日。
ありがとうございました。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している