夏
毎日の暑さに
いつものスタイルは
ジーンズにTシャツ
お客様との打ち合わせに
襟のパリッとしたシャツを
この10年着たことがありません
風が通る
汗が乾きやすい服装で
仕事をしていますが
クールビズを通り越して
こんなスタイル
10年前はありえなかった
10年前は
Yシャツにネクタイ
外に出る時は上着を着て人と会う
つまりは
身だしなみとしてふさわしい?
服装に
あの当時の
型にはめられた服装に
僕は当時から
もうウンザリしてたので
ポロシャツで
仕事をしても
どうやら先方に対しても失礼ではない
ネクタイも身につけなくなる
それでもOKの時代が訪れると
今日は
夏の贈り物を届けに
ご挨拶に伺っています
それも
Tシャツ姿
暑いので
このような服装で失礼します
いえいえ
私こそ
こんな格好です
いつからか
しばられ続けた固定観念は
捨ててしまいたい
こんな時は
こうあるべき…
そんな必要はない
そんな
しがらみに振り回されることから
解放されたい
同じように
家を建てること
家づくりも
自由でいいと思うのです
親戚も集まらないので
その日のための
奥座敷はもう必要ありません
和室から
たたみが敷かれた部屋に代わって
ゴロンと寝ころがりたいときに
三枚のたたみスペースがあればいいから
和室はいらない
子どもが
自分の部屋で勉強をしないことは
わかっているので
子どもの部屋は
寝るための部屋
宿題は
キッチン横の
カウンターが気に入っています
子どもの部屋は
広くなくてもいいし
子どもの数で仕切らなくてもいい
ただ
家は使いやすく
これから年齢を重ねたときも
40年後も
使いやすい家が欲しいなら
過ごしやすい家を考えたい
冬の採光からも
太陽と友達になれる
逆に
夏の暑さを遮る
間取りの工夫
ゆっくり上がれる
階段に
トイレは広めに
計画しておく
バリアフリーが当たり前なら
玄関框も
段差を付けないほうがいい
固定観念に縛られない
会社のエントランス
玄関框は…
事務所の玄関は
約5センチの段差に抑えています
24年前に工事した
僕の自宅は
2センチの高さに抑えてあります
おかげで
子どもたちが小さかったころは靴を履く脱ぐの概念もなかった…
靴を脱ぐエントランスも
バリアフリーなら
低く抑えたほうが楽だと思います
工事中の玄関框も段差が小さく仕上がります
何よりも
壁が仕切られると
空間として部屋が狭く感じるように
段差があることも
空間を狭く感じやすい
仕上がったら
またお見せしたいと思います
家は
固定観念に縛られない
使いやすいなら
自由でいいですね
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している