野尻湖まで
クルマ仲間とツーリングを兼ねて
いつもの店
野尻湖の
ワーゲンバスのオーナーが営むお店
ここは
地元の古いワーゲン乗りの
憩いの場でもある
今日は
その店の
今年最後の営業日なので
今年最後の
チーズハンバーグをいただく
山道を古いクルマが元気に上っていきます
10月の三連休最終日の信州
とにかく山がきれいでした
今年最後の営業日とは?
なんだか気になる…?
普通なら
今年最後の営業日の意味は
年の瀬だったり
大みそかのことを言うかもしれませんが
信州の
標高600mを超える
野尻湖のサマーシーズンは
この10月が
一旦
最後の営業日
これから
冬のワカサギ釣りの営業準備に入るそうです
冬の信州は
雪が降るからね…
信州は
一年をフル回転に
一年のサイクルと思っていない県民性があります
その昔の
山間地域の
冬の期間は動けない
農業も
建設業に従事する人も
冬に仕事ができないことが多かったので
信州人は
冬から雪が解けるまでが
ガマンの期間
一年を通してフルシーズンの認識がない
その
名残が今でも
冬を越して春をむかえるまで
何かをはじめるのも
春が来たらはじめよう
冬が終わったらはじめよう
その意識が強い
冬が厳しい
その信州で家を建てるなら
全国に標準規格の家を
信州でも建ててしまう
地元の建設会社では
考えられない
家づくりの苦労があります
日本を
断熱地域区分に分けると
8分割されていますが
広い北海道は
1と2の区分に該当され
一番厳しい地域
数が大きくなるほど
寒さが和らぐ地域に
最南端の沖縄県が
8の区分
信州は
1から数えて4番目
4地域区分に
該当しているのですが
南北に長い長野県は
僕が暮らす信州の北部も
今日の野尻湖周辺は
それよりも
さらに厳しい
3地域に当てはまるエリア
日本を縦断すると
寒さの区分が
8分割されているのであれば
やはり家は
その地域の
気候に合わせた家を建てなければいけない
全国に展開する
ハウスメーカーさんが
例え
寒冷地仕様があるとはいえ
同じ仕様の家を
そもそも
日本全国で建てていることも
カタログモデルにそろっているのも
なんだかおかしい…と
その地域に適した
断熱仕様の家を提案してあげることが
その地域に暮らす
地元の住宅会社の責務と
思います
この季節に
営業最終日を迎える
信州のお店で想うことでした
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している