
一か月前に
富山まで
行ってきた時のこと
そろそろ
9時を過ぎる頃から
アツくなり
日中は30℃を超えそうな日だったので
少し早い時間に
信州を出発
ありがたいことに
富山まで利用する
北陸自動車道
上越ジャンクションから
富山方面の
新潟から富山まで
26本のトンネルがあるのです
これが幸いに
暑さを凌げる
なぜあてにしているのか?
僕のクルマは
生産から57年経過した古いクルマなので
エアコンがないのです
窓のAピラーには
三角窓があるので
そこから風が入ってくるだけの
原始的なクルマなので
このトンネルの中は
涼しくてありがたい
うれしいことに26本もの
トンネルなので
エアコンなんてなくても
トンネルの中はとても涼しい
窓を全開なので
うるさいのが時代物のクルマ
昨年からの
ただ事ではない
猛暑に
新築住宅なら
断熱性の向上で
夏の猛暑日の
外からの熱のシャットアウト
冬の日の
あたためた室温を外に逃さない
家づくりがされていますが
既存住宅では
夜中のエアコンがタイマーで止まったその時から
寝苦しい暑さに
今年を我慢すれば
過ごしやすくなることはないので
この猛暑は
毎年
やってくることを覚悟するなら
家というものは
暑さから命を守ることまで
考えなければいけない
その
トンネルを通過するときに
思うことが
住宅もいずれ
基本は平屋として
半地下に埋めたら
涼しい
家の周りは
ドライエリアとして
排水処理まで考え
更に
家の周りを
一面の広葉樹で囲う
植栽で
夏の直射日光を遮り
かつ
建物は
屋根の高さが地盤面と同じくらい
開口部は
高窓にして
採光を確保
建築基準法の見直し
緩和も必要かもしれない
でも
これからの暑さ対策に
平屋の家を
半分地下構造物として計画すると
猛暑の断熱性能も
植栽の日影と
建物が地下構造物になるので
猛暑に
挑む
シェルターとしての構造物
田舎なら
叶うかもしれない
エアコンのないクルマで
トンネルを走りながら
これからの家は
そんな半地下の家も採用されるのではと
家の
当たり前という
固定観念を取っ払う
そんなことを
思いながら
富山まで向かいました
少し涼しくなった帰り道は、左手に日本海を眺めます
それでは
日曜日を涼しくお過ごしください
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している