今日の信州
快晴です
冬の雲ひとつない空
今年は
そんな
気持ちのいい空がよく見られました
もしかしたら
来年の
春から
快晴で
暑い日が続くのかもしれません
天気がいいので
今日のクルマの中は暖房よりも
冷房で気持ちいい…
社内を冷やしたいくらいの
クルマの中は
ぽかぽかだったので
エアコンの
クーラーがない時代の
古いクルマには
こんな時…

聞いた事ある?
三角窓
これが三角窓

まだまだ
日本の夏が
バカみたいに暑くなかった頃のドライブ
走行中
この三角窓を開けると
気持ちのいい風が室内に流れるので
とても涼しかったのです…
でも
最近の猛暑日は吹き込んでくる風も
熱風
熱いので
猛暑の日は
効果がないのです
もちろん暑くて乗れません
昔の
まだ日本の夏
30℃に届くか届かない
そんな夏は
窓を開ければ
気持ちのいい風が
吹き込んでいたのです
その面影が残っているのが
その当時から存在する
既存住宅
居室には
だいたい
一部屋には
2面の窓がありました
ドアを閉めた室内
ひとつの窓を開けても
風は流れないので
風が入る窓と
風が抜けていく窓の
2面の窓を開けるから
室内に風が流れるように
昔の居室の窓は
2面ある家が多かったのです
断熱性能が良くなかった時代なので
窓が多いほど
断熱性能が落ちるのにも関わらず
2面も開口部を設けているのは
その当時の
快適性は夏を重要視していたのでしょうか?
まだ風が抜ければ
そこそこのアツさは
しのげた時代
でも
今は無理
生命の危険があるから無理!
断熱性能の向上と
猛暑
花粉
PM2.5
黄砂が舞うように
いつの間にか
窓を開けることは
室内の環境を乱すだけ
窓を閉めて
エアコンで
空調コントロールする時代なので
窓から
風が抜けることを期待する必要がない
確かに
5月と
10月は
まだ
窓を開けて
自然の環境に触れることができるときでも
今は
それ以外の10か月は
窓を開けたら困る環境に変わってしまった
今の環境に
要求される窓は
居室に採光を確保するための
高窓として
ひとつの窓を設ける
風を抜くために
二か所を設ける必要もありません
しかし
リビングのような広い空間は
採光面積の確保のためにも
広い吐き出しの窓を設けて
必要な時は
採光を取り込めるような
設計をお勧めします
まー
環境の変化と
住宅性能の向上により
窓の役割が
変わってきたことも事実ですね

それではまた明日。

HOUSE STYLISTは長野に拠点を置く
子育て世代の夢を叶える住宅ブランドです
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している