今年は
7月から9月まで暑い日が続いたので
そのあとの
急な寒さに
また今年も秋という季節を楽しむことなく
冬を迎えてしまう…。
本格的な寒さが訪れる前に
ランチツーリングを企画しました。
4台の古いワーゲンと
古いクルマの向こうに見えるのが
飯山の戸狩スキー場
生産から50数年モノの
ほとんど自分の人生と同じ時間を歩んでいる
古いクルマ
もともとエアコンがないので
夏の猛暑は
ツーリングを控えて控えて…がまんして
だんだん高齢なので…
我慢してましたが
10月になると
この古い趣味車でも
快適なツーリングシーズン
このワーゲン好きのメンバーとは
一番古い友達で
知り合ってから32年の付き合い
32年前は
ほとんど皆が独身でイケイケ
働いて
稼いだお金を自由にクルマにも使っていた頃
それから
写真手前の黒いワーゲンのオーナーが
結婚して
趣味を中心に使えていたお金が
結婚生活に…
それから数年後
彼の子どもたちが小学生に上がるころ
家を建てたいと相談を受けました。
毎年
アパートの家賃で
形として残らないお金が
100万円以上も消えていくなら
家を建てたい!
20年前のその頃からすでに
信州の冬に負けない
暖かい家づくりに取り組んでいたので
専門店による断熱工事
熱交換型の換気システムと
さらに全館冷暖房の家を彼に提案していたので
安くはない家
でも
彼は他店に相見積もりを依頼することなく
僕に家づくりを託してくれたのです
それも
当時大事にしていた
古いワーゲンは家づくりのために
手放すという…
腹をくくった漢気のある
イカシタヤツで
趣味のクルマより
家族のための家づくりを
優先すると言ったのです。
無事
完成した家をお引き渡して
それから数年だったか数か月だったか…
どこかで
廃車状態の古いワーゲンを見つけて
菓子折りと引き換えにクルマを手に入れてきた
それからまだまだ
頼もしいのが
だんだんクルマを入れ替えて
ついには
今の1956年のとても状態の良いクルマを
手に入れて
一度は
家づくりのために
趣味のクルマを手放したけど
今、一緒に趣味を楽しめることに
ホッとしてます。
家を建てる時は
世界の情勢が必ずしもいい時とは
限らない
それぞれの人生
毎年
乗り越えなければいけないハードルはあるけど
でも
家族のしあわせのために
それだけを願って
家を手に入れた友人の話でした。
先送りしても
その先に何があるか?
それは、わからない
今だと思った時が
あなたの
一番波に乗った時かな…
それではまた明日。
今日は
焼きカレーどうでしょうか…?
ワーゲンオーナーのお店を目指して
お店の入り口に
1967年のバスを見つけました。
趣味つながりで知り合ったペンティクトン
近くの道の駅で購入した、原木なめことナラタケで今夜はキノコ鍋
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している