長い間
注文住宅を中心に
家づくりをしていると
ときどき過去に何度か
こんなことがありました
連絡をいただき
家を建てたい意思表示をされているので
いつものように
ヒアリングを重ね
プランをお出しする
その準備に入るころ
そんなころに…
実は
他社からすでにプランをいただいていて…と
数社とご検討しているようです
トートバックから
プランを取り出して
このプランなら
八田建設さんでは
いくらになるか
教えてほしい
過去に数回…
いやもっと多い件数
そんな見積もりをお客様から
依頼されたことがあります
でも
多分それって
価格の比較の対象に選ばれただけですね
そんな時は
でも
この場合
プランがあっても
価格の比較にはならないと思います
と
伝えてから
お断りしているのですが
その理由を伝えると
確かに
平面図と立面図の
まだ準備段階の提案プランなので
それは
設計図ではなく
提案プランといって
詳細が書かれていないので
同じ間取りを
2社で見積もりしても比較にならないのです
それは…
そのプランの
肝心な
設計図書がないからです

例えば家のメニュー表みたいなもの
家の柱
材木を例にお話しすると
柱の太さが
12センチ角なのか
10.5センチ角なのか?
柱の材種が
集成材なのか
ヒノキの柱なのか?
そのような指示書がないので
その場合どうなると思いますか?
ここからは
仮説としてお読みください
同じプランを数社に
見積依頼をしたら…

A社は
自社に指名をもらいたいので
安い金額で収まるように
見積もりをするかもしれません
B社は
自社の仕様書
住宅概要書に沿って
ヒノキの柱を使ったり
断熱工事も
W断熱の付加断熱として寒冷地仕様
キッチン
ユニットバスも
自社指定の仕様品で見積もりをしたとすると
これって
同じプランでも
まったく別な価値観で見積もりされているので
同じプランでも
同じ家ではないので
比較にはなっていないのです
この家
他社なら
いくらになるだろうって
聞いて回ることを
僕は
お勧めしませんが
もし…
もし参考に
比較をしたいのなら
同じ条件の
共通の指示書をもとに
見積もりの依頼をしなければ
同じスタートにはなりません
つなり
比較にはならないこと
同じ
ネタの寿司を
無垢のカウンターの高級寿司屋と
回るテーブルの寿司屋で
同じ寿司でなんでこんなに差があるの?
その比較に近いことをしています

例えば
過去にこんなことがありました
外構工事の見積もりの依頼
エクステリアの
見積もりの依頼を受けても
外構工事の平面計画はあっても
設計図書と呼べる仕様書がなければ
A社さんとB社さん
慎重なA社さんの
こうした方がいいだろうと提案した
A社は高額気味になり
B社さんは
とにかく受注したいから
なるべく価格を抑えて
そのためにも
ここまで慎重にならなくてもいいだろう
A社よりも金額が安く
差が出る理由は
そこにあります
安くなる理由は
そんなことであって
その会社の
仕入れ努力が弱いのではなく
下地の厚みとか
見えていないところの
仕様に差があるから価格がちがう
それだけです
もし
お役所の工事の
入札のように
共通仕様書を揃えて
同じ条件で見積もりを依頼すると
同じ比較ができます
でも
仕様が定かでない
金額の差の違いは
B社が安く仕入れることができるからではなくて
慎重な
A社よりも
このぐらいの仕様の範囲で
価格を入れておきましょう
そこの
価値観の違いから
金額の違いが発生している
家の比較とか
アプローチ工事の比較って
数社を比較すること
比較するって
実は
むずかしいこと
安い金額が
本当に安いのか?
見極めることができる人
カラクリに引き込まれてしまう人
どうしても
大きなお金が動くので
ご注意を
してほしいと思います
それではまた…。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している