今どきの人
今の便利な生活に慣れてしまうと
もしものことがあった時に
どこまで
ガマンできるか?
そんなことを考える
だんだん薄れる
子どものころの記憶
今思えば
子どものころは
今の生活に比べたら
ずっと不便だった
水洗トイレの普及率も
65%ぐらいの時代
友だちの家に行っても
どこに行っても
汲み取り式の
トイレ…とは呼べない
昔は
便所
それが当たり前だった
これ
昭和50年ごろのはなし
いつの日かやっと
自分の家が
水洗トイレに交換されてから
やっと
使いやすくなったけど
昔は
真冬の朝
家の中なのに
朝になると雑巾が凍っている
水道が凍っている
すき間風も吹く家
足元が冷えて
今の子ども
しもやけになる子って
いないんじゃないか?
30年も過ぎると
便利な世の中に変わって
今日は
趣味の仲間と
石川県
能登島ツーリング
信州人は
海と
魚料理に魅かれる
美味しい魚を食べに
趣味の仲間たちが集まって
出会ってから
30年の記念に
能登島一泊ツーリングに
来ていますが
なんたって
魚料理が自慢の
お手軽に泊まれる民宿
今の生活から
少しかけ離れた
昭和の建物の部屋に案内されるも
なんとなく
むかしのおばあちゃんの家に来たような
なつかしさ
今の生活に慣れた
日常から離れて
たたみの部屋の
昭和を一晩過ごすのも
なんとなく懐かしくて魅力的
食べきれないほどの
食事をいただいて
普段の日常より
少し不便な民宿でも
今日の
能登大橋を渡ってから
目に入る
瓦屋根に
ブルーシートが被せられた状態のままの
民家が
ポツンぽつんと
1月1日の地震の爪痕に
手が付けられていない
民家が並んでいる道中
まだ
何も手が付けられていない家を見て
もしものことがあった時に
どう
毎日を過ごすのか?
複雑な思いで
『この町によく来てくれたね…』
民宿の家主の言葉に
あまえて
海辺の一晩を過ごそうと思います
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している