
1990年に
18年落ちの中古車
1972年の古いクルマを手に入れてから
このクルマは悲しくなるほどよく壊れた
そのクルマつながりで
一人
二人と友達ができました
20代の半ばごろから
趣味で人の輪がつながっていくことを
知って
過ぎてから30年
彼らとは
20代のころからつながっている友人
メカのことはわからないけど
古いクルマが壊れると
クルマの知識のある仲間たちが
よってたかって
何がいけないのか?
エンジンをいじっている
たぶん
直してくれているのだろう…たぶん
それしかわからない
キカイ音痴ですが
彼らは
僕のクルマの調子が悪いと
それぞれの工具箱を持ち出して
少しずつ増やした
無くさない限り今でも彼らのクルマの中にある
大切な工具
今の時代に戻って
つい最近
道具の大切さを改めて知ったこと
僕も
基本道具を大事にします
普段の料理にも
土佐の包丁も
鉄のフライパンも
生涯使うつもり…そう思って購入しました
土佐の包丁は15年前に
菜切包丁
船行包丁
小包丁の三本セットを思いきって購入
使ったまま放置すると
錆びてしまう
昔ながらの包丁と
鉄のフライパンも
使った後は
金たわしで汚れを落としてから
もう一度火にかけて
水分を飛ばす
使い方次第で
生涯使い続けることができる
道具たち
コーティングがすぐにはがれる
今どきのフッ素コーティングの
フライパンでは叶わない
鉄のフライパンで
調理すると鉄分の補給にも
なんだって
素人の料理だって美味しい
誰かのために
作るから
道具は大事なモノ
大事にするものです
その道具にこだわる理由に…
その昔
20代の駆け出しの頃の
苦い思い出があります
ひょんなことで
工事現場の作業中に
大工さんの道具を無意識にまたいだ時
ものすごい剣幕で
怒り出した大工さん
僕はその時
ポカーンです?…
何がいけなかったのか?
お前
今、道具をまたいだな!
道具は
俺たちの命の次に大事なものだから
道具は絶対にまたぐな!
と
大きく怒られました
その後は
何事もなかったかのように接してくれて
あの時代の大工さんは
粋だったなー
そんな
大工さんや職人さんを
知っているから
その…今の時代になっても
心意気を引き継いでいる職人さんにこそ
僕らの家を任せたいと思う
この仕事の先には
誰がいるのか?
誰のために…
お客様のために
今の仕事をしているのか?
それをわかっている
大工さん
職人さんと一緒に仕事をしたい
そう思うので
私たちの家づくりには
いい仕事をしたい
その思いが共有できる
良い職人さんと家づくりを共有したいと
思うのです
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している