
子どもたちに捕まって
いっしょに
おにごっこしよー
事務所から
外に出ると
ツリーハウスで遊んでいる
子どもから
「おにごっこしよー」って
誘われたのですが
ごめんねー
おじちゃん
まだおしごとがあるの
だから
おともだちとあそんでね
そう言ってしまったことを
後になって
少しだけでも
遊んであげたほうが良かったのかな?
と
頭をよぎったのですが
近所の小学校の
一年生か二年生だったと思いますが
ここであそぶの楽しい?
と聞いてみたら
とっても楽しい
毎日遊びに来たいと言ってくれた
子どもたち
春になると
いつもの顔ぶれから
今まで遊んでいた子どもたちから
バトンを引き継ぐように
一つ下の子どもたちが
新しい仲間に変わっていく
5年生
6年生になると
きっともう恥ずかしいから
だんだん
ツリーハウスに遊びに来なくなる
その代わりに
一つ学年が上がった子どもたちが
また
ツリーハウスにやってくる
もともとは
自宅のケヤキの木に
自分の子どもたちをびっくりさせたい
その構想が
ケヤキの木がツリーハウスに耐えるだけの
成長よりも
子どもたちの方が
早く大きくなってしまっただけ
会社の敷地に
丸太を立てて
その丸太を軸に
ツリーハウスを建てたのが
7年ぐらい前だったか…
それから
地元テレビ局で紹介されて
放課後の子どもたちに
学校のすぐそばの
秘密基地が口コミで広まって
低学年の子どもたちが
遊びに来るのですが
僕は
このツリーハウスは
商品と思っているのではなく
地元の子どもたちの
あの頃の
思い出に残る
大人になってから
そういえばよくあのツリーハウスで遊んだね…
子どもたちの記憶に残したい
モノに満たされて育つより
学校の近くの住宅会社に建つ
ツリーハウスで
あんなコトした
こんなコトした
ツリーハウスで遊んだコトを
いつまでも覚えていてもらったら
それでいい
もし
ある場所に建ててほしいと言われたら
それが地域の子どもたちのためなら
もちろんお手伝いをしたい
本業は
家を建てること
不具合のある家のリフォームを
ベストな状態に提案すること
暮らしを守ることが
私たちの仕事なので
地域の子どもたちのために
ツリーハウスで
日本列島をつなげてみたいという
強い想いはあるけど
本業は
家づくりを通して
家族のしあわせな未来を共に創ること
ただ
いつかの夢は…
家づくりのお問い合わせが
あの時の
ツリーハウスで
たくさん遊ばせてもらいました
そんな
子どもたちが
大人になって
訪ねてきてくれたら
私も
スタッフも
こんなうれしいことはないと思います
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している