
新築工事
リフォーム工事に
使われた仕上げ材や資材について
建物が完成して
オーナー様に
建物をお引き渡す
記念品を差し上げたり
記念写真を撮ったり
それぞれの会社の
セレモニーがあると思います
そのお引き渡しの時に
そのお住いの工事に使用した
塗料
壁紙(ビニールクロス)
その家の仕上げに使われた
材料を
オーナー様に
受け取っていただくことがあります
お見積もりに提示した
数量それ以外の材料です
実質
余ったように思えますが
お見積もりには
その実質数量で金額を提示していますが
内装業者さん
塗装業者さんにしても
その実質の
必要なだけの数量を仕入れることは
むずかしく
塗料なら
一斗缶まとめて購入する
ビニールクロスも
区切りのロールで購入した場合
どうしても
使いきれない
余ってしまう材料があるのですが
同じ色
同じ柄
その材料を
その家のその後のメンテナンスに
使えるように
オーナー様に
お渡しすることもあります
なぜそうするか?
住宅産業は
現場施工が中心なので
材料のロスの多い産業でもあるので
資材を余らせないような
配慮は当然にします
しかし
購入するにあたり
材木の下地材は一本で購入することも
塗料をわずかにコップ一杯の分量でも
購入できない
ある程度の
ロットで購入しないと
手に入らないので
家一軒工事する場合の
余った材料…というか
ゴミになるもの
解体工事も含めて
産業廃棄物は
工事現場にて
適切に区分けして
廃棄物の処理をしなければいけません
材木
石膏ボード
金属類
ガラス類等
処分がつきものなのですが
その処分は
適切に区分けすることで
リサイクルが可能な
資材は再生されるメリットがありますが
処分される資材は
その資材は
使い道がなく
行き場がなくて
ただ捨てられるものもあります
その家の
メンテナンスに
少しでも残しておくと
もしかしたら
役に立つかもしれません
今の時代
食品の無駄なロスが問題になっています
同じように
建設資材のロスも
報道がないので
知られていないかもしれませんが
まれに
大きな住宅メーカーさんは
余った建設資材
その工事現場で
もう使う予定がないものは
新品でも捨ててしまう
地元の工務店は
もったいなくて捨てられないものが
新品でも捨ててしまう
大きなメーカーさんがいます
小さな工務店とは
まったく発想が違う
余った資材のストックに
倉庫を維持することの方が
経費が掛かる
その現場は
その現場にてすべて完結させる方針
僕らは
もったいなくて捨てられません
今日
同業の建設会社さんと
意見交換の場で
こんなもったいないことをしている
会社があるとしても
我々は無駄にしないように
心がけましょう
そんな結束式
家を建てるときに
リフォームする時に
廃棄される建設資材と
使えるはずの
余った材料の行き場所は?
食品ロスのように
建設資材のロスもないように
心がけます
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している