
あの夜の
長野県須坂市の地域で
今までに体験したことのない
突風と
叩きつけるよいうなヒョウ
自宅のシュロの木が
倒れるのではと心配する
玄関のドアも
開けられないほどの
強風に
どうなってしまうのだろう?
そんな時間が
10分から20分続いたのだろうか?
その突風により
地元のローカル電車に
農業用倉庫の小屋が吹き飛んで
電車の窓を突き破る
三人の死傷者が出る
大きな惨事になっていたことに
NHKの全国版で
報道される
大変な事故が起きたのですが
このエリアで
過去に経験のない突風は
これも
地球温暖化による
気候の変化だとすれば
猛暑
落雷と豪雨
強風と竜巻
家とは
環境から暮らしを守る
家族を守るために
その地域の気候風土に合わせて
変化を繰り返し
築かれてきたはずです
高床式の家は
まだ
まったく自然を相手に暮らした家
その最優先に
夏の暑さを緩和させるために
床を
地面から浮かせた建物
豪雪地帯では
屋根勾配と
人が雪の影響を受けずに歩けるように
庇を設けた
雁木のある地域も
雪深い
茅葺の白川郷合掌造りの家も
夏の日差し対策に
庇の深い家も
それぞれ日本の気候に
あわせて
改良されてきた
日本の家
それは
まだ
室内環境をつくれなかったころの
冷房もない
暖房もない
ただ自然相手に
暮らしやすく
家族を守るために
変わってきた家づくり
この
地球温暖化により
ますます
環境が厳しい
エアコンが効いたとしても
ストーブであたたかいとしても
環境破壊に進んでいきそうな
猛暑
落雷と豪雨
強風と竜巻
それらの災害から
身を守るために
日本の家も
今までのスタンダードから
変わっていくであろう
外観のデザイン
屋根の出の深い庇は
風の抵抗を受けて
飛ばされないように
庇のない家と変わるかもしれない
猛暑の夏対策に
南向きのリビングから
北向きへと変わるかもしれない
大きな窓がほしいといわれた時代から
強い日差しを避ける
デザインへと変わるかもしれない
家のデザインは
過酷な環境から身を守るために
家のデザインは
変化してゆく
歴史がそうさせたように
変わってゆくのかもしれません
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している