ビンテージものには
手間をかけた
素材のいいものが使われていて
今の素材で
真似をしようと思っても
その時代のものには敵わない
ビンテージを好む人
これは
そこまで
ビンテージではないけれど
ハワイのウクレレ
左がカマカのパイナップルモデル
右がコアロハのスタンダードのウクレレ🌴
手に入れてから20年
本場ハワイのウクレレは
その地に生息する
ハワイの木
コアの木が材料です
基本ハワイ産の
高級なウクレレをつくるための大半の材木は
ハワイのコアの木が使われています
お土産で売っている
ウクレレは
貼り合わせのべニアとか
ハワイ以外で作られた
ウクレレに使われる木は
コアの木ではないかもしれません
本場ハワイの職人がつくる
音楽を奏でる目的のウクレレは
コアの木で作られてきました
地球の資源
そのコアの木も
もうそんなに採取できない状況に
なったと言われています
今のウクレレよりも
むかしの木目のいい材木で作られた
ウクレレのように
もう二度と同じように
作れないかもしれません
それは職人がぜいたくに
無垢の木目のいい素材を
選りすぐって楽器をつくれた時代
今は地球の資源を守ること
建築の材料になる木も
楽器になる木も
贅沢には使えない時代
資源を無駄にしないように
木のピースを張り合わせた集成材として
流通しています
量販店の家具を見に行くと
木質調の
木目の柄の
ダイニングテーブル
本棚には
木目の化粧を施した
家具が並んでいます
今の
目にする
木目はほぼフェイクです
木目を再現した
材料でできています
木目のフイルムを張る
木目にプリントされた素材を
ベニヤ板に張る
DIYでできる
木目を再現する塗装技術に
木目調パターンローラー
すごいこと考える人います
壁面などに
塗料をつけて
ローラーを転がすだけで
木目が再現できる
これも
エコと考えると
自由な表現も
地球環境を少しでも守るため
でも
木の雰囲気を楽しめる
でも
触った質感が好きで
やっぱり本当の木の商品が欲しい
ダイニングテーブル
家具にも
家の材料なら
家の建具
フローリング
腰板に
本当の木の板を使って
家のエイジングを楽しめる
無垢にはきっと敵わないかもしれませんが
本物志向
やっぱり
その用途に合わせた材種を選択した
木がいいなぁ
僕のように
そう思う人もいます
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している