家は
家族の成長とともに
使われ方が変わるもの…
それは
このブログでも
何度か取り上げた話しです
家を手に入れる
特に新築した家を購入する
または
注文住宅で建てる時に
どうしても
今の家族構成で
家づくりを考えてしまうもの
それは
当然なことなのですが
少し視点を変えると
はて…と気がつくことなのですが
家を建てるタイミング
気になる頃が
小学校に進学するころ
子どもたちを
今の友だちと同じ学校に進学させたい
そうなると
家を建てるなら
同じ学区に通える地域を選ぶ
やっと小学校に上がるタイミングで
家を建てても
家を建ててから10年で
子どもたちは家を離れる
巣立ちの時を迎えます
そうなると
2階の部屋の使われ方に変化が訪れます…
これが
家の使われ方が変わっていく
事例
それなら
あの時の家づくりの計画に
子どもの数だけ
細かく部屋を仕切る理由があったのか?
子どもたちが巣立ってから
使わなくなった部屋
自分たちの趣味の部屋に
書斎として使い方を変更する
そうなると
2階をもっと便利にしたい
たとえば
トイレを設置しなかったことで
今になってどうしても2階にトイレが欲しい
そのような相談を受けた時
新築のプランづくりでも
2階にトイレを設ける時の
注意点に
後から
トイレを設ける注意点に
2階のトイレの下に
リビングや居室にならないように
配置する…
トイレの下が
同じくトイレ
洗面
収納など
2階の
水の流れる音が気にならない場所
トイレットペーパーのホルダーが
となりにある
居室側に取り付けないことも
親切な配置
居室側に
トイレットペーパーホルダーがあると
コロコロ転がる
ペーパーホルダーの回転の音が
となりの部屋に伝わりやすい
もう一つ気になることが
2階にトイレを設けたときの
配管の通り道
図面には
PSと記載されていますが
これは
パイプスペース
または
パイプシャフトの略で
2階に
水回りを設けたときに
1階から給水管、排水管のスペース
配管の通り道の確保になるのですが
この
PSの空間が
適切な位置
相応しい位置に配置されていない
配慮のない図面が多い
プランづくりには
注意して
おやっと思ったら
気になるなら
設計士に聞いてみるべき
配管の気配りがなくて
1階の居室のコーナーに配置されると
2階で使用したトイレの流れる音
排水管に流れる音が聞こえてくると
リビングにいても
心地よくないですよね
PSは
排水管の流れる音が
気にならない位置
配置するべき場所があります
最悪なのは
室内にPSの行き場所がなくて
外部に配管をもって行く設計は
建物の美観を損ねる
結露も心配なので
設計士に
まったく配慮がないと言えます
プランを見る時は
PSがどこにあるか?
僕なら
PS配管の位置も注意します
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している