
家を建てる適正年齢…
最近の息子を見ていると
24歳にして
数年後にはマイホームの取得を意識している
ちょうど同じころ
21歳の次男は
まったく反対のことを考えている
4月から
大学4年生
そろそろ内定が決まりはじめて
LINEで話をすると
内定が決まった会社の
家賃の負担がたったの3万円
この東京で
家賃負担がたったの3万円だってと
親に言われても
バブルの頃とちがって
全額負担はありえない
都会の大手企業に内定すると
数年後にはどこに移動かもわからない
そんな
20代を過ごす
大手企業で働く若者たちの
戸建て住宅の取得は
どんどん先送りに
歳を重ねていくかもしれない?
僕の時代の
若かったころも
そんなに華やかでもなかった
確かに
バブルの残り火がかすかにあった時代
同級生がポロっとこぼす本音には…
結婚が決まると
『オレも年貢の納め時だー』
家なんて購入したら
もう自由に使えるお金もないから…
『墓場を購入したもんだ』
腹をくくった時の
男なんて
悲しいものだった
でも
その時代は
選択の自由は
今ほどなかったから
結婚の選択
マイホームの取得と
なんとなく当たり前のように…
人生を悟る
今の若者を見ていると
この数年の物価の高騰から
家どころではないかも…?
コンパクトな家でも
家の新築は
3000万円から?
返済期間を30年としても
30歳の購入なら60歳まで
35歳の購入で65歳
返済を終える頃は
孫が生まれていてもおかしくない
だから
結婚をためらう
子どもはどうしようか?
まして
家を建てたなら
生涯返済に縛られて60過ぎをむかえるなんて
もしかしたら
今の若者たちは
こんな未来像を背負って生きていくだろうか?
移動の可能性がある
20代は
定着しないで
その土地の魅力を感じながら
暮らして
40歳を迎える頃に
住宅購入を考える
20年後のアラカンを想定した
コンパクトな
平屋の家を手に入れる
そんな想像もできる歳かもしれません
今の時代の
家を建てる適正年齢って?
統計を見ると
家を建てる年齢層で
一番多いのが30代
全体の取得年齢の
平均年齢を見ると
40代が圧倒的に多い
今の時代の
20代では踏み切れない
もしかしたら
40代の取得を目標に
20年後の先の
次の世代まで見越した
建設費を抑えた
コンパクトな平屋の家を考えている
ミドル世代が多いのかもしれません
20代を賃貸で暮らし
30代で住宅取得の準備に入る
人生はそれぞれ違いますから
あなたの家づくり
何歳でスタートしますか?
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している