
今日の日本列島
西日本の
最高気温が
37℃
38℃を超えています
今週いっぱい
体温よりも
外気温の方が高い
ここ
信州須坂のとなり
上田市でも37.4℃を記録
信州も暑い
わが家にはネコがいるので
カーペットの階段でオイラは寝てます
ネコちゃんのために
日中の温度が
警戒予想になる日は
もちろんエアコンは点けっぱなし
ここまで
夏の猛暑が過酷になると
全ての常識まで変わってしまいます
家のプランづくりも
根本的なことから見直すことが要求されます
新築の家も
もちろん
リフォームでも大丈夫です
根本的な家の概念を
リセットする
それは…
窓に何を期待するか?
その昔の家は
おばあちゃんの古い家を想像すると
広縁があるその先は
柱から柱までの
広ーい開口部があって
その広縁の先の縁側に座って
スイカを食べたり
花火をした経験がある昭和の人
家の変化は
幾度の大きな地震を乗り越えると
南に面する窓も
耐震性から
耐力壁を増やすために
大きな開口部から
小さな窓に変わりました
それは
耐震補強のため
耐力壁の確保
つまり
壁面をどれだけ確保できるか?
それから
地球温暖化から
身の安全を守る
地震に対しては
耐震補強と
耐震性能の向上で
人類は
震度6以上の地震に耐えるだけの
建物に強度を持たせたかもしれない
ただ
これからの課題は
地球温暖化による猛暑に対しても
人が安全に暮らせる工夫
どのような家を建てるべきか…
常識を覆す
その昔の話に戻ると…
一般的には
南面のリビングにはたっぷり陽の光を入れたい
今の
変わってしまった気候に対して
これからの家づくりは
従来の南面からの
日差しよりも
南からの
直射光は強すぎるので
カーテンで日差しの調節をするなら
これからは
あえて
南面より
北側の採光を意識してみる
北の窓からは
強い直射光は入らない
※
夏至の頃は
日の出も日の入りにも
北側からの日射の取得はあります
北窓からの
やさしい光を取り入れる
北窓から直接
太陽の光は室内には届かないけど
やさしい均等な明るさを取り入れることができます
昨年からの
夏の強烈な猛暑に対して
家づくりの常識を
覆して
窓をバランスよく配置することで
強い日差しを避ける
窓の高さを工夫して
人の目線を遮る
南に面した
大きな窓から太陽を取り込むことより
北からの明かりを意識する
家は
シェルターの発想に
変わってきている
そんな情報を
これからも
書き留めていくつもりです
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している