家の周りに
足場とシートがかかると
建設業に従事している人なら
その家は
解体されることを
解体工事がはじまることを知ります
人が暮らしている気配もない
古い家なら
この家は
もう手を入れても
安全を維持して
生活することも
むずかしいくらい古い家なら
解体は避けて通れない
新たに
新しい家に生まれ変わることで
新しい家族に引き継がれることが
望ましい
建物の
寿命を考えると
地震や火災といった
物理的な破損ではないとすれば
家は何年もちますか…?
よく聞かれる質問に
家づくりに
建物の設計に従事する
専門家は何と答えるだろう?
実は
何年という決まりもないし
30年経過したら直ちに解体せよ
そんなことも
建築基準法にも書かれていません
あなたが
頼る
建築の専門家がその建物を見て
判断することですが
物理的に
打撃を受けた建物でない限り
30年
40年経過していようが
家が壊れてしまうことはない
そのまま放って
そこに住む人がいなければ
家はすぐに傷みはじめる
これからも
安心して暮らすためには
お金をかけて
手を入れる必要があります
例えば
昭和56年の6月1日が
耐震等級1の境界線になっています
それ以前に
建てられた家は
耐震等級1にも満たない
設計で建設されていた時代
でもその家で
まだ暮らしたい
しかし
この家はまだ壊れないか?
大丈夫だろうか?
家は何年もつのだろう…?
心配されるなら
物理的に打撃を受けない限り
壊れることはないにしても…
安心して暮らせるためにこそ
必要なことは
今の時代の
地震に対する強度を持たせることも
この猛暑が続いた夏の日を
快適に過ごせる断熱基準も
満たしたい
新たな目的で人が入ると
キッチンと
お風呂も新しくなって
そうすることで
その家族の
若い世代がその家に住むことも
新たに新しい家族が移り住むことが
繰り返されながら
建物は
いろんな人を
受け入れてきたのだと思います
今までのオーナー様が
立ち去った後の
店舗スペースに
ご縁あって
新しい
オーナー様を迎える
ちょっとしたリフォームの
お手伝いをさせていただきました
今日は
その店舗の
新しいオーナーのお店が
オープンしました
世代が変わっても
しっかりと
次の世代に…
建物は
必要な人に引き継がれます
そのお店は
須坂の
ハイランド1階に移転した
手芸ハウス
サン
お店は移転しました
ぜひ
お母さん
おばあちゃんのお気に入りのお店に
新しいお店に
ぜひ寄ってください
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している