
高校二年生になった
末っ子
春休みは
友だちと
電車に乗って松本まで遊びに行くと言う
いいねー
楽しそう
「ちょっとでいいから」と
お小遣いをせがまれる…
田舎に住んでいると
JR線が接続する駅まで行くにも
ローカル線で30分
そこから松本まで
JRで一時間ぐらいかかるのか?
はじめて友だちと行く
日帰りの電車小旅行
親世代には
松田聖子の
『赤いスイートピー』なんだなぁ
ところが
夜になっても
帰ってくる気配がない
ソワソワした
父親は
そう言えばネコもいないと
部屋を探していると
娘の部屋は
エアコンが点けっ放しになっていて
慌ててしまった
設定温度が27℃で
部屋の中は暑いほど…
消し忘れたエアコンは
一日中
点いてたってこと?
炎のストーブでなくてよかった
今の時期の住宅火災は
空気が乾燥しているから
着火したら
一気に燃え移る危険がある
確かに
この季節の住宅火災が多いので
注意が必要
親離れの
多感な頃なので
娘への余計な世話は
言いすぎると
逆効果だってわかっている…?
お小遣い上げたけど
エアコンの電気代は
還付してもらうから…
それがと
冗談に通じるだろうか?
けたたましく走る
消防車数台のサイレンは
どれだけ被害の大きな
火事が発生したのか?
想像してしまう
家を建てる
住宅建設会社を経営している
私からすれば
仕事柄
消防車のサイレンの音に
過剰に反応している
なぜ出火したのか?
気になることが
出火原因
火を使うものは
万が一でも火災を起こす原因になる
「オール電化にします」
そう言われるだけでもリスクは減る
料理をつくるにも
ガスに慣れているので
IHよりもガスコンロがいい
そう言われると
標準仕様から
ガスコンロに変更しますが
安全装置がついているので
消し忘れの危険性はないとしても
僕が
子どものころのことで
絶対に忘れない
今でも教訓になっていることに
冬のある日
弟と家の中で
紙飛行機を飛ばしてて
まさか
その紙飛行機が
灯油ストーブに向かって飛んでいく
スローモーションに
子どもでも
これはやばいと直感
ストーブの炎と安全ガードの間に
挟まった紙ヒコーキを取りだしにと思った
その時は
口を開けるしかなく
固まってしまったことに
紙ヒコーキが
灯油ストーブに吸い込まれるように
そして燃えはじめた
あの時の怖さ
紙ヒコーキが燃え尽きると
火事になることなく済んだけど
あの
小学生の頃の
火に対するトラウマが
今でも色あせない
火を使わない家に
安心しているのか
この話を聞いて
どう思うでしょうか?
家の中に
火のもとがあれば
万が一の火災のリスクを
持っていることは
忘れないようにしたいです
それではまた明日。
Profile
1965年に長野県須坂市で生まれ
八田建設株式会社の代表取締役であり一級建築士。
父親が創業した会社の二代目として、すでに20年以上にわたり会社を引き継いでいる。
家族の幸せを願い、家づくりの大切さを伝えるためにブログを通じて活動している。
自身の過去の経験から、子育て世代のご夫婦に本当の幸せを感じられる家づくりを提案している。
八田建設はこれまで150棟の家を提供し、家づくりはスペックと価格よりも、家族が幸せに暮らせることが最も重要だと考え、子どもたちと過ごす幸せな時間から巣立った後の夫婦の時間までを見守る家づくりを提案している